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マーケティング

カスタマージャーニー、インタビュー、心、鹿毛

行動観察する観察したって誰も教えてくれない
デプスインタビューする本人は気づいてないから口にできない


Q.消費者は自分の消費行動を説明できないと言い切っていい?

A.経済合理性が機能していない選択をしている。知らない間に行動している時と、考えて行動している時は脳のパーツが違う。

Q.潜在的な心が行動に影響していることに同意いただける?合理的に洋服を買ったとういう人も潜在的なもので買っていると思うのだが。

A.合理的に洋服を買ったという人も実は検討を始める前に、一度見た瞬間に直観でかなりのバイアスがかかった状態。それに気づいていない。直観と論理というものを切り替えながら人は消費行動をしている。

Q.潜在的な心が行動に影響していると言っていいの?

A.ほぼ同意する。鹿毛さんのいう「心」「心の深いところにあるもの」をニューロサイエンスの世界では「感情」と呼んでいる。詳しく説明すると顕在感情と潜在感情があり、特にその境界領域が重要で、鹿毛さんのいうコンシューマーインサイトにあたると思う。潜在感情は気づいてない、もしくは気付いていたとしても言葉で説明できない感情。

Q.調査についてはどう思う?

A.必要だが鵜呑みにしてはいけない。考える根拠ではある。足りていない、元々取れなかった部分をテクノロジーで補うことは大切。調査は、個人のレベルではなく多くの場合はマスで見るので、平均にしても特定の誰かがいるわけではなく、丸めたデータなので、もはや論理的思考の分析でもない。