1.命令よりも大事なものがある。それは隊員の生活と命の尊重。この信念が見事なほど揺るがなかった。
2.代理を務める者への信頼感を示した。自分がいないとき、代理の者が自分と同じ水準の力を維持してくれることが重要である。
3.グループ、そして個人の労をねぎらい、十分な評価を伝えた。心のこもった握手で感謝と喜びを表現する方法は、決して時代遅れにならない。
4.すべての仕事が終わるまで、責任者は先頭にたって最後まで一番働き続けた。
5.絶えず現場に足を運び、自ら範を示し、隊員との結びつきを強め、どんなささいなことでも手を貸し、自らが手伝った。
6.行動する前にじっくり観察し、改善のために変更を怖れなかった。そして、なぜ変更するのかを説明した。決して自分の株を上げるためだけに、手を加えていなかった。
7.(資金不足には常に悩まされたが)部下にいい仕事をしてもらうには、可能な限り最高の設備を用意することにこだわった。安物は時間とお金の無駄。
8.仕事の秩序を確立し、手順を決めた。各人が自分の持ち場や何をなすべきかがわかり、訓練次第で自分にもできるという感覚が身につく。
9.限界を本人以上に知り、本人の能力以上のことは期待しないで、許した。
10.部下に関係する情報は進んで公開した。
11.報酬や仕事量、罰則は平等に分けあう。隊員に対しては律義なまでに公平にした。
12.自分の立場で与えられる快適さはすべて与えた。部下が心身ともに健康であれば、生産性は上がる。
13. どんな状況でも困っている人を見捨てない。自己を犠牲にしてでも、部下のことを優先し、気を配った。
14.仕事上だけでなく人間としてつきあう部分を作った。
15.緊張を和らげることを大切にした。ユーモアは人を助ける。